No.02313

ウブルハンガイの朝方

山田 貴一

「時間の持ち方が違う」。モンゴル滞在中、満点の星空を見上げながら、モンゴル人の友人が言った言葉。翌朝ジャケットを羽織り、ゲルの扉を屈みながら外へ出ると、逃げないよう紐で2組に繋がれた4頭の馬が、時に互いを引っ張り合いながら、ただひたすら草を頬張っていました。その奥を、観光客を乗せた赤いバスが草原を横切っていきます。自然の中で、ゆっくり流れる時間と時間通りに目的地へ向かい続ける人の時間。同じ草原に2つの時間が流れた光景が強く心に残り、この作品を描きました。

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