No.00407

びーふすとろがのふ

アテドモガナ

光がついた。
その無機質な照明は客席を照らし、椅子やテーブル、食器の一つひとつの見事な装飾を露わにした。
そこに一人の男が席につき、こう言うのである。

「びーふすとろがのふ」

男はその壮麗な雰囲気に呑まれまいと平静を装う。だが、その挑発的な表情には、どことなく恥じらいが滲んでいた。
その錯綜とした感情の中、彼はまだ、頭上の恐るべき事実に気づく余裕などない。

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